転職成功者インタビュー

四国化工機株式会社
高山武志さん(仮名・物流管理) 38歳

仕事も暮らしも大切にできる。徳島へのUターンで見つけた自分らしく働ける環境。

徳島県出身の高山さんは大学卒業後、大手飲食チェーンに入社。店舗管理・店舗運営を経験したのち、店長として労務管理、売上・利益管理、メニュー開発など多岐にわたる業務を担当した。

その後、四国へのUターンを志向して食品の製造・物流を手掛ける企業へ転職。四国内での研修を経て東京の親会社へ出向となり、物流関連業務に従事してきた。

自分自身が長男ということもあり、いつかは地元徳島へUターンしたいと考えていた。そんな折、リージョナルキャリア徳島への相談をきっかけに、地元徳島でこれまでの経験とスキルを活かせる可能性を知って本格的に転職活動を開始。

これまで培った物流関連の経験とスキルを活かして、徳島を代表するメーカーへの転職に成功した高山さんに、Uターン転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2024年7月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで110日間

転職前

業種
食品メーカー
職種
物流管理
業務内容
物流管理業務(受発注・在庫調整)

転職後

業種
食品メーカー
職種
物流管理
業務内容
物流管理業務(受発注業務)

コンサルタントとの出会いをきっかけに、地元に帰りたいという想いを実現。

現在のお仕事どんな内容ですか?

四国化工機株式会社は、食品用充填機の製造・販売、包装資材の企画・販売、豆腐などの食品製造・販売の三つの事業を展開しています。私は、豆腐などの販売を行う「さとの雪食品」に出向し、物流管理業務を担当しています。

現在は受発注業務をメインに担当しており、発注書対応やWEBデータのシステム登録、お客様からの受電対応などに携わっています。

入社前のご経歴を教えてください。

徳島県出身で、大学まで徳島で過ごした後、大手飲食チェーンに入社して店舗運営に約7年従事しました。店舗責任者も経験して店舗運営の面白さも感じていましたが、食品の物流業務に興味を持ったこともあり次のキャリアを考え始めるようになりました。

地元徳島での転職を検討しましたが当時は良いご縁がなく、香川県内にある食品の製造・物流を手掛ける企業へ転職。半年ほど香川県内で業務研修を行った後、東京の親会社へ出向して受発注業務や在庫管理業務を担当していました。

転職のきっかけは?

東京でもっと頑張りたいという気持ちもありましたが、出向という立場もあり、自分自身が思い描くキャリアを歩むことは難しいと感じていました。上長にも相談しましたが解決はできず、業務量が多かったこともあり、この仕事を何十年と続けていくイメージが持てませんでした。

また、東京で約8年過ごしてみて、改めて「徳島への地元愛」の強さを実感する機会が増えてきたんです。東京に来た当初はもちろん楽しかったのですが、人混みもあまり得意ではなく、毎日満員電車で通勤することにしんどさも感じていました。

そうした中で、リージョナルキャリア徳島のコンサルタントに「徳島へUターンしませんか?」とお声がけいただいたことが契機となり、Uターンについて具体的に考えるようになりました。

転職活動はどのように進めましたか?

転職活動が長引くと決心が揺らぐと思ったので、スピード感をもって取り組もうと考えました。他にも数社、転職支援会社とコミュニケーションを取っていましたが、信頼できると感じられたリージョナルキャリア徳島のみに絞って活動することにしました。

面談ではこれまでのキャリアだけでなく、価値観まで掘り下げていただけたことが嬉しかったです。また、応募書類の確認や面接のアドバイスなど、熱心にサポートしてくれたこともあり、安心して転職活動に取り組めました。

今の会社に決めたポイントは?

恥ずかしながら、転職活動を始めるまで四国化工機のことをあまり知りませんでした。調べてみると、食品充填機械領域でトップクラスのシェアを持ち、高い技術力を持っている会社だと知って将来性を感じました。

そして、馴染みのある豆腐ブランドの「さとの雪」を手掛けているグループ会社ということで、とても親近感が湧きました。そうした企業で物流関連ポジションがあり、これまでの経験を活かせるイメージを持てたことが大きな決め手になりました。

また、「人の良さ」も入社を決めた要因です。面接の際にお会いした人事や現部署の方々は優しく、社内にもアットホームな雰囲気があったので、私が働く上で大切にしている「温かさ」を感じられました。また、「徳島を盛り上げたい」という経営者の考え方にも共感し、入社を決意しました。

通勤時間も残業も減り、暮らしを充実させる時間が増えた。

転職していかがですか?

徳島へUターンし、仕事も生活も満喫しています。良い面としては、車通勤となり通勤のストレスが大きく改善されました。以前は満員電車でしたが、今では車で10分くらいになりとても快適です。

そして、徳島の街並みがいいなと、改めて思います。東京にいた際は見上げたらビルという感じでしたが、今は自然も近くて暮らしに豊かさを感じることが多いです。

また、仕事面では働き方が大きく変わりました。日配品の物流関連業務のため固定の土日休みではなくシフト勤務なのですが、体力的にはとてもラクになりました。

これまでは土日休みでしたが平日の残業がとても多い状況でした。今は3日働いて1日休みというペースで、残業もほとんどないので、自分のペースには合っています。もちろん土日に予定がある際はシフト調整も可能なので、プライベートも大切にしながら自分らしく働けています。

転職して良かったと思うことは?

やはり地元に戻れたという安心感でしょうか。まだ親は元気ですが、何かあればすぐに会いに行けるので安心感があります。

仕事についても入社前に感じていた通り、チームの雰囲気が自分にフィットしていて働きやすいです。締め切りのプレッシャーもあり黙々と仕事をすることもありますが、活発な人柄の上長が多いので雰囲気が悪くなるということはありません。

また、チームプレーを大切にしている風土があり、組織で仕事に取り組めている実感があります。

困っていることや課題はありますか?

日配品の慣習やルールを覚えることに苦労しました。弊社は豆腐だけでなく、業務用のおからや豆乳なども販売していますが、商品によって発注タイミングも変わってくるので、それを把握するのが大変でしたね。

出荷ギリギリのタイミングで発注がくることもあり、日々正確性とスピードが求められます。上司や先輩からもフォローしてもらっているので、さらに効率を上げて会社に貢献できるようになりたいです。

また、これは当社だけでなく物流業界全体の問題ですが、コスト管理も課題です。コスト管理については上長が対応していますが、私も早く経験を積んでサポートできるようになりたいと思います。

生活面の変化はありましたか?

車での移動がメインとなるので、行動範囲が広がりました。私は温泉が好きなのですが、休日になると徳島県内の温泉を巡っています。

また、最近は残業も少なく時間をコントロールしやすいので、パーソナルジムへ通って筋トレなどに励んでいます。

転職を考えている人にアドバイスをお願いいします。

現職で働いている中で違和感を抱く機会が増えてきたら、一度キャリアについて考える時間を設けてみると良いと思います。ちょっとした不満から大きなストレスになり、メンタルに悪影響を及ぼすこともあります。まずは転職ありきではなく、ご自身が何を感じていて、在りたい自分は何なのかを考えてみてほしいです。

また、今後のキャリアを考えることで、自分自身の価値観についても理解を深められます。努力して高い年収を稼ぎたい人もいれば、家族のためにバランスよく働きたい人もいます。どちらが良いというわけではなく、個人の価値観次第だと思います。

私自身も大学卒業後は「一旗揚げたい」という気持ちで努力を重ねましたが、頑張りすぎも良くないと今では感じています。周囲から期待されてしまうと嬉しくてついつい頑張ってしまいがちですが、今はバランスを取りながら安定的にパフォーマンスを発揮することを大切にして、仕事に励んでいます。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
吉津 雅之

30代後半となり地元・徳島へUターンを検討されていた高山さん。オンライン面談では温和ながらもアグレッシブさを感じる人柄が伝わってきました。面談でこれまでの仕事の話をお聞かせいただきましたが、仕事への取り組み方がとても印象に残りました。

ハードな環境下でも前向きに取り組み、成果を上げてきた経験者が持つ「雰囲気」をお持ちで、ぜひ良いご縁をお繋ぎしたいと感じました。前回の転職検討時は徳島でご縁がなかったですが、今回は徳島へのUターンを実現できて、私としても大変嬉しいです。

先日お会いした際、「徳島にUターンできて、とても充実しています」と話されていたことが印象的でした。高山さんの徳島での暮らしとキャリアを心から応援しています!

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