三協商事株式会社
藤井誠さん(仮名・営業) 31歳
徳島で叶えた新たなキャリアと家族との安定した暮らし。
徳島へIターン転職し、商社営業として新たなキャリアを歩み始めた藤井さん。大阪から徳島へ転職を決断した背景には家族との時間や働きやすい職場環境へのこだわりがあったが、転職後は同僚や上司の温かいサポートで充実した生活を送れているという。
「新たな分野での業務に苦労もありますが、徳島での生活を楽しみつつ今後も成長し続けたい」と語る藤井さんに、徳島へのIターン転職体験談を伺った。
※本記事の内容は、2024年12月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 1回
- 活動期間
- エントリーから内定まで90日間
転職前
- 業種
- 商社
- 職種
- 営業
- 業務内容
- 包装資材の営業
転職後
- 業種
- 商社
- 職種
- 営業
- 業務内容
- 建設土木資材の営業
安定した子育て・生活環境を求めて徳島へのIターンを決意。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
徳島で建設土木資材の営業に従事しています。担当エリアは主に徳島県内ですが、県や市などの行政関係のプロジェクトにも関わっており、四国全域に足を運ぶこともあります。
既存のお客さまからの依頼に対応する業務がメインですが、新規顧客や設計事務所へのスペック活動も積極的に行っています。フェンスやガードレール、シーリングと幅広く土木建築資材を扱っており、これらの商品をお客さまに提案するのが主な仕事です。
入社して間もない頃は覚えることが多く大変でしたが、少しずつ自分で新しいお客さまを開拓したり、地域の需要に合わせた提案を行ったりできるようになり、やりがいを感じています。
自分のペースで提案を仕掛けられる環境があるので楽しいです。特にお客さまとの信頼関係が築けて、そこから新しい提案やアプローチをできることに大きな充実感があります。
入社前のご経歴を教えてください。
入社前は2社で営業を経験しました。1社目の住宅設備メーカーに約5年半、その後は包装資材の商社で約2年間勤務しました。
1社目では全国転勤が多く、いろんな土地で営業の経験を積めましたが、妻から「もう少し落ち着いた環境で生活したい」という声もあり、大阪の包装資材の商社に転職しました。
仕事自体はやりがいもあり楽しかったものの、子育て環境の充実を考え、最終的に妻の地元である徳島への転職を決めました。
転職のきっかけは?
転職を決断した大きな理由は家族のことです。大阪で働いていた頃は毎日の帰りが遅かったり、出張が多かったりしたため、私が子育てにあまり関われない状況でした。また、コロナ禍での孤独感もあり、家族全員が安心できる生活を望むようになったことも大きな転機でした。
関西での生活は便利でしたが、家賃や駐車場代のコストもかさみ、経済的な負担も感じていました。一方、徳島では経済的な負担が少なくなる上に、妻の両親から子育てのサポートを受けられるという点が決め手になり、転職を決意しました。
転職活動はどのように進めましたか?
四国エリアの企業に詳しい転職支援会社を探している中で、リージョナルキャリア徳島を見つけました。自分の希望条件と、徳島の企業をしっかりとマッチングしていただき、自分に合った会社を紹介してもらえました。
他の転職支援会社にも相談しましたが、地元企業に対する理解度や条件に合った提案の多さから、リージョナルキャリア徳島を中心に転職活動を進めました。
今の会社に決めたポイントは?
最終面接で社長と直接話す機会がありましたが、その時に言われた「健康面を大事にしてほしい」といった言葉がとても印象に残りました。経営者なので業績を求めるのはもちろんですが、社員の健康や生活を尊重してくれる会社だと感じました。
また、社長が既存の手法にとらわれない考え方を持っており、今後のAI導入などにも積極的で、新しい時代に向けた柔軟性を持っていることも魅力的でした。
温かな職場環境で自分自身の成長に向き合い、顧客への貢献を目指す。
転職していかがですか?
入社して1年ほど経ちましたが、非常に充実しています。経験のない建設資材営業ということで不安もありましたが、サポート体制が整っており、何より周囲の同僚たちがとても親切でした。
これまでの営業経験を活かしつつ、建設資材という新しい分野で学ぶことも多く、成長の機会をたくさんもらっています。上司や同僚も温厚で優しく、仕事の進め方に対して柔軟に対応してくれるところも働きやすさを感じています。
転職して良かったと思うことは?
一番良かったのは、家族が地元で落ち着いた生活を送れるようになったことです。妻も「今までで一番余裕がある」と感じており、私も安心して仕事に集中できます。
また、家族の急な体調不良などがあっても、上司や同僚が理解して柔軟に対応してくれるので、家族との時間も大切にできています。
会社全体が温かく、家族を大事にしながら働ける雰囲気があり、徳島への転職は家族全員にとって良い選択だったと感じています。
困っていることや課題はありますか?
現在の課題は、新しい分野での知識がまだ十分でないことですね。建設資材に関する知識を幅広く学ぶ必要があり、製品の特性や仕様を正確に理解しなければなりません。特に新しい案件や自治体関連の仕事では、専門的な質問が多く、毎回調べてから対応しています。
もっと深い知識を身に着け、お客さまにスムーズに回答できるようになりたいと考えています。成長するためには学ぶべきことが多く、これからも自己研鑽が必要だと実感しています。
生活面の変化はありましたか?
生活面では、残業が少なくなり、家族との時間を多く取れるようになりました。以前の大阪での生活は通勤に1時間以上かかり、毎日8,000歩以上歩いていましたが、徳島では車通勤が中心で運動量が減りました。
おかげで体重が少し増えたので、今後は家族と一緒に体を動かす機会を増やして健康にも気を付けたいと思っています。徳島に移ってからは生活リズムが整い、家族と充実した時間を過ごせていることが何よりの変化です。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
転職活動をする際は、自分の軸をしっかり持つことが大事だと思います。私の場合は「家族との時間」「職場の風土」「安定した会社基盤」が転職の軸でした。この軸があったからこそ、会社選びで妥協せず、自分に合った会社に巡り合えました。
他の人にとって良い会社でも、自分にとって良いかどうかは分からないので、自分が本当に大事にしたい条件や価値観を見極めることが重要だと思います。