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大塚グループのDNA、技術力をコアに海外事業や新規事業でさらなる価値創造へ。
大塚テクノ株式会社
代表取締役社長 日下 健一
富山医科薬科大学(現:富山大学)を卒業後、1993年に株式会社大塚製薬工場へ入社。研究開発部門や営業部門を経て、静岡支店長、PMMグループ部長、受託事業本部長等を歴任。2023年から執行役員受託事業本部長となり、2024年に大塚テクノ株式会社の代表取締役社長に就任。
※所属や役職、記事内の内容は取材時点のものです。
医療製品・精密製品で成長を続けるモノづくり企業。

大塚テクノは徳島発祥の大塚グループの一員として1985年に設立されました。医療用プラスチック容器部材の生産からスタートし、事業を拡大してきました。
当社の強みは、長年培ってきた「高度な成形技術」と、医療分野で必須となる「衛生管理ノウハウ」です。
この二つの強みがあったからこそ、精密製品マーケットへの進出も果たし、現在では医療製品と精密製品の2軸を主力事業として展開しています。
医療製品分野では、輸液用のバッグフィルムやキャップ、薬品保管用ケースなど、用途に応じた軽量かつ堅牢なプラスチック製品を製造しています。
また、喘息治療用の薬剤吸入デバイスや人工透析の部材、感染症対策関連製品なども手がけています。
さらに最近では、これらの技術を応用した微細藻類の培養装置や細胞培養用バッグといったバイオ領域へも進出しています。
精密製品分野では、高度なプラスチック成形技術を活かし、高付加価値製品を展開。耐熱性・耐薬品性・導電性・耐久性・耐摩耗性に優れた「スーパーエンジニアリングプラスチック」を用いた精密機器部品や、プラスチックと金属を複合させた「フープ成形製品」などが、多様な電子機器やLED関連製品に採用されています。
中でも、リチウムイオン電池などの安全装置であるサーマルプロテクターはグローバルに展開しており、経済産業省認定の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」にも選定されました。
大塚グループのDNAと事業展開。
大塚テクノの風土や歴史を語るうえで、大塚グループのDNAは欠かせません。創業家が残した「流汗悟道」「実証」「創造性」といった言葉や思想を大切にしており、これらがグループ全体の企業風土を形作っています。
特に「創造性」という言葉には、「真似をせず、大塚にしかできないことを追求する」という強いメッセージが込められており、私たちは常に「大塚テクノにしかできないこと、大塚テクノだからできること」を追求し続けてきました。
当社のミッションは、「我社は世界的視野に立ち、顧客満足の為に新しい価値を創造し、広く社会に貢献します。」という企業理念のもと、医療や健康を中心とした生活の中にあるさまざまな課題に向き合い、まだ世の中にない新しい価値を創造し、世界中の人々の健康で豊かな暮らしに寄与することです。
今後の事業拡大に向けて、医療製品分野では、輸液関連の次世代製品や機能性フィルムの開発・拡販を通じて価値創出を推進しています。
中でも輸液用のバッグフィルムは、その技術を活かして細胞培養分野など多用途化に向けた開発にチャレンジしています。また、精密製品分野においても既存の技術力を活かした新製品開発に取り組んでいます。
また、国内市場にとどまらず、グローバルな視点を持つことも重要です。現在、中国やベトナムに子会社拠点がありますが、今後は大塚グループの海外展開地域への供給体制をさらに強化し、海外での存在感を高めたいと考えています。
2024年には大塚製薬工場がアメリカに子会社を設立したことで、北米市場への展開も視野に入ってきました。徳島をベースとしながらも、海外事業に携わるチャンスは今後ますます増えていくでしょう。
「マーケットイン」と「プロダクトアウト」の融合。

大塚テクノはこれまで、顧客の要望に的確に応える「マーケットイン」のスタンスで事業を拡大してきました。
しかし、ビジネスをさらに加速させるためには、顧客の課題に対し、技術を起点としてスピード感を持って解決策を提示する必要があります。
要望を受けてから動き出すのでは、現代のスピードや品質要求に応えることが難しくなっているからです。
だからこそ、当社の技術を起点に市場を創造し、新しい価値を提案して市場浸透させる「プロダクトアウト」のスタンスを融合していきたいと考えています。
この背景には、製造業として技術力を磨き続け、新しい価値を創造する「イノベーション」を全社的な活動として根付かせたいという強い思いがあります。
既存製品の改良・改善ももちろん大切ですが、「イノベーション」という大きなテーマを掲げ、全く新しい価値を持つ「先発品」を生み出すことにチャレンジしたいのです。
その一環として、新規事業である医療機器の開発に挑戦しています。
当社の医療製品の知見をベースに、精密製品分野で培った機電系の技術知見を活かして、ニューロモデュレーション(電気・磁気・薬剤などを用いて神経の働きを調整する治療法)や脳神経分野に関する領域での新規事業の可能性を模索しています。
新しいことへの挑戦を通じて得られる新規事業開発の経験値は、自社の中に財産として蓄積されます。その知見が、また新たな取り組みを創造していくと信じています。
大塚テクノで働く魅力。
私は、当社で働く魅力は大きく3点あると考えています。
1点目は、「チャレンジスピリット」です。当社には中途採用の社員が活躍し、実際に大きな事業をつくってきた歴史があります。例えば、サーマルプロテクターは中途採用の社員が中心となって新規事業に取り組み、大きな成長を遂げてきました。
「マーケットイン」に「プロダクトアウト」を融合させる展開を進めている今だからこそ、技術をベースにアイデアを実現したいという強い想いがあれば、当社では大きなチャンスを得て活躍できる可能性があります。
さらに、海外事業の強化も進めており、グローバルに活躍したいという想いにも応えられます。
2点目は、仕事の「やりがい」や「手触り感」です。当社は約470名の従業員規模なので組織全体を見渡せ、会社の方針を踏まえて「何をしているのか、何のためにやっているのか、何に貢献できているのか」といった仕事の「手触り感」を得やすい環境があると思います。
コンパクトな組織だからこそ、仕事を任されるチャンスも多く、成長を志向する人にとっては面白いフィールドです。
3点目は、「大塚グループのネットワーク力」です。大塚グループは医療・食品・物流など多岐にわたる領域を持ち、その強力なネットワークを活用できます。実際にグループ会社と連携した営業活動や研究開発、知財面での専門人材の交流も行われています。
また、内部統制やコンプライアンス、福利厚生なども整備されており、仕事に熱中できる環境でありながら、働きやすさも兼ね備えています。
イノベーションの源泉は「人」。多様な経験を持つ人材への期待。

イノベーションを促進する上で、「人」が最も重要な資産です。
特に20~30代のタイミングで多様な経験を積んでもらいたいと考えており、人事評価制度の改定や教育・研修体制の見直し、ジョブローテーションの仕組み化、海外赴任に関するバックアップ制度の充実など、チャレンジできる基盤構築に注力しています。
当社では多様な経験を持った中途人材を歓迎しています。一般的に、新卒採用がメインの企業では中途採用者が定着しにくいと言われますが、中途入社比率が40%を超える当社では、その心配はほとんどありません。
多様なバックグラウンドを持つ人が自然に入り混じり、それぞれの経験を活かしてきた歴史があるからです。
中途採用においては、特定のスペシャリストであることは強みですが、それだけにこだわる必要はありません。
むしろ、専門性を高めるためにもさまざまな部署を経験し、部門間連携の重要性を肌で感じることが大切だと考えています。
入社後、その人が最も成長できる場所や適性に合った場所で、活躍の場を流動的に創出できるのも大塚テクノの強みです。
ベースとなるスキルやスタンス、ものづくりへの熱意を持って入社いただき、新しい経験を通してキャリアの幅を広げてほしいと考えています。
今後の海外事業強化を見据え、ゆくゆくは海外赴任やグローバルなチャレンジをしたいという意欲的な方も歓迎します。
単にスキルが完全にマッチすることよりも、新しいことに挑戦する意欲や変化をチャンスに変えられる柔軟性を持つ人を求めています。
ぜひ、大塚グループ創業の地「徳島」で一緒にイノベーションを起こしましょう。