転職成功者インタビュー

株式会社電脳交通
幸紫涵さん(仮名・営業企画) 31歳

総合商社からベンチャー企業へ。結婚を機に徳島で見つけた、自分らしい自然体な生き方。

前職では、総合商社で施設運営に従事していた幸さん。結婚に伴い、パートナーが住む徳島県へ移り住むことになった。今まで東京でしか暮らしたことが無く、「自分の経験を必要としてくれる企業が徳島県にあるのか?」という不安な気持ちで、インターネットなどで求人を検索していた。また、これまでのキャリアにとらわれず、自分の価値観を大切にして生きていきたいとも考えていた。そんな中でリージョナルキャリア徳島と出会い、自分の理想とする企業を見つけて徳島での新たな暮らしがスタート。「入社する前に抱いていた期待は、全然裏切られていないです!徳島での暮らしは本当に豊かです!」と、現在は公私ともに充実の日々を送っている幸さんに転職活動を振り返ってもらった。(※本記事の内容は、2022年9月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで130日間

転職前

業種
総合商社
職種
施設運営
業務内容
商業施設の運営等

転職後

業種
ITサービス
職種
営業・営業企画
業務内容
地域交通コンサルティング営業に関わる企画業務

競争・消費していくような働き方・生き方に限界を感じ、価値観に沿った生き方へ。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

株式会社電脳交通は、タクシー業界のDXをサポートしており、主にはタクシー事業者向けにクラウド型の配車システムを提供しています。私は地域交通事業部にて、当社のシステムを用いて地方自治体向けに地域交通の課題を解決する仕事に従事しています。

入社後は営業として、システム導入・利用支援まで幅広い業務を行ってきました。現在は営業企画として、企画業務を中心に取り組んでいます。

入社前のご経歴を教えてください。

もともと中国出身で4歳の頃からずっと東京で育ちました。大学卒業後は総合商社へ入社して、約7年にわたりお世話になりました。大手アパレル向けの営業、事業部の事業推進スタッフ、商業施設の施設運営と、同じ会社ではありましたが3つの仕事に従事してきました。

転職のきっかけは?

パートナーとの結婚です。結婚相手が徳島に住んでおり、結婚を機に一緒に住むことを考えました。また、コロナ禍で自分の価値観を見つめなおしたことも大きな理由です。

これまでは自己実現を求めて、みんながやっていることに乗り遅れないように、何事にも取り組んできました。仕事でもプライベートでも、周囲と比べて自分の評価を落とさないように、そればかり意識してせわしない毎日を過ごしていましたが、「自分の価値観とはちょっと違うな」と感じ始めていました。

そんな中、前職時代に少し体調を崩した時があり、良い給料で周囲と比べながら消費していくような働き方・生き方に限界を感じ、自分の大事にしたい価値観に沿って生きたいと思うようになりました。

競争して稼ぐことが大事という感覚ではなく、誰かのために愛を持って取り組むことができるかが、私にとって重要だと気付いたんです。そうした価値観の変化もあり、徳島へのIターン転職を考えました。

転職活動はどのように進めましたか?

当初は自分の価値観を大事にして、いろいろな方から話を聞いてバランスよく活動していこうと考えていました。そのため、ネットでのリサーチやコンサルタントとの面談などで情報を少しずつ得ていくことにしました。その中でリージョナルキャリア徳島のコンサルタントと面談を行い、価値観を含めて理解いただけたことで、その後はリージョナルキャリア徳島のみで転職活動を行いました。

仕事探しだけではなく、人生という観点でお話ができたことがポイントになりました。また、東京にいるため自分でリサーチするにも限界があったので、企業情報に詳しいコンサルタントから情報を得た方が良いと判断しました。

今の会社に決めたポイントは?

自分の大事にしたい価値観とマッチしていたことです。代表の近藤のインタビュー記事や、面接でのCOO北島との会話などを通じて、「経営層に愛がある」と直感したのが一番の理由です。近藤からは人への想いの強さを感じましたし、北島からは一人の仲間として受け入れる度量の深さを感じたんです。

事業領域への興味は当初は強くありませんでしたが、価値観がマッチしたので心配は全くありませんでした。もともと電脳交通の原点はタクシー。現場や配車室での課題の源泉が結局は人なんです。この業界をみんなで良くしていこうという「愛」を感じられたことが大きなポイントでした。

全国の多くの人々の期待に応えたい。そして、自分の能力を地域・顧客の為に活かしたい。

転職していかがですか?

人間関係にも恵まれて、とても楽しく仕事ができています。一方で、これまでITやシステムについては経験が無かったため、システムを理解するのが本当に大変です。自分が思っていたよりもシステムは奥深く、学ぶのに時間がかかっています。

また、営業ではいろんな場所に行く機会があり、その土地に熱い想いを持っている方々と接する機会が多くありました。その土地を愛する人達との出会いが、私にとっては楽しく・刺激的であり、求めていたものでした。そのような人々に寄り添いたいという想いが私の根底にありますが、まだ自分自身の経験値が少なく、期待に応えられないもどかしさを感じています。

一方で、人々の期待に応えることが自分のモチベーションだったという自分の中での発見もありました。ご当地の特性、人柄、地理など理解していくことは多いのですが、チームメンバーにも助けてもらいながら、少しでも貢献できるように成長していきたいと思っています。

また、私の情熱を持っている領域が、交通業界とは直接関わりが無いように思えても、それをざっくばらんに上長に言える雰囲気が電脳交通にはあります。

タクシー業界や地方交通という歴史のある業界に寄り添い、課題を一緒に解決していくために電脳交通があるのですが、違う意見や考え方などが歓迎されることは驚きでした。

転職して良かったと思うことは?

ベクトルが外に向いているメンバーが多く、自分の能力を地域や顧客のために役立てようというスタンスがあり、とても尊敬できるメンバーが多いことです。

また、私が体調不良の時なども、周囲の方々のサポート、特に精神的なサポートを行っていただき、私個人をとても大切にしてくれていると実感しています。

困っていることや課題はありますか?

困っていることは、システムを覚えることはもちろんですが、タクシー業界や地方自治体をきちんと理解することです。学ぶべきことも多いので、先輩社員にも常にアドバイスをもらいながら取り組んでいます。

また、期待に応えたいという気持ちが強いあまり、一つの案件に集中しすぎてしまい、他の案件のタスクが溜まり過ぎてしまうことも多いです。

生活面の変化はありましたか?

パートナーとの生活もスタートし、大きく変化しました。同居生活の変化に加えて、東京に住んでいたときに、歩けばすぐにお店がありましたが、今は週末にまとめ買いをするなど工夫して生活するようになりました。3ヶ月くらいで生活パターンも見えてきて、不便も解消されて、本当に居心地が良いです。

また、自分の好きなことをできる時間が取れるようになったのは良かったです。海外にいる家族との電話や、ペットと遊んだり、好きな本を読んだりと、これまでは忙しくてできなかったことが、今は落ち着いてできるようになりました。

そして、徳島に住んでみて、都会にはたまに遊びに行くくらいがちょうどいいと実感しています。大阪や神戸は高速バスですぐに行けますしね。先日大阪に行ったら、人が多くて「しんどい」と思うように自分が変化していました(笑)。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

完璧に自分にマッチした転職先はないし、そう思って期待すると後でがっかりしてしまうことも多いんじゃないかと思います。自分の経験を通して言えることは、転職理由を自分の中で要素分解して、絶対に譲れないものを1個決めてほしいということです。

いろんな転職先の選択肢がありますが、自分の絶対譲れないものを大事にしてください。そして、総合点で決めるのではなく、絶対に譲れないものを最優先に選択・決断したほうが、後悔なく長く働いていけると思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
吉津 雅之

総合商社で活躍されていた幸さんとの面談はとても印象に残っています。人が羨むようなキャリアを歩みながらも、ご自身の価値観と向き合い、「自分らしくありたい」というエネルギーがとても強かったです。そのため、企業や求人のお話よりも、「何が自身にとってのやりがいなのか」「どのように生きたいのか」など、価値観を中心に会話をしていきました。タクシー業界や地域交通などには当初は関心が低かった幸さんでしたが、価値観がマッチすることを、選考活動を通じて実感していただき、ご縁となりました。誰にでもフラットに接して周囲を明るくできる幸さん。タクシー業界や地域の誰かのために、これからも幸さんらしくご活躍されることを楽しみにしています。

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